2026/6/25 ロピアのお話
こんにちは、水野農園です🍈
今は看板メロンである「ロピアメロン」の収穫のまっ最中です。
この品種ですが、いろいろと思い入れがあるのでいくつか書いてみようと思います。
ややマニアックです笑
・『先々代がはじめた古い品種』
ロピアは昔からある品種でして、当園が育てているメロンのなかでダントツに古いですです。
かつて渥美半島にメロンの栽培技術が導入されて(50年前くらい?)、その頃は赤肉メロンでも暑さに強いことからロピアはたくさん栽培されていました。
今は栽培がより簡単な品種の登場や、収穫後に緑→茶色へ変色することから市場や青果店からの評判が悪い、などの理由でほとんど栽培されず、幻のメロンとなりました。
・『ロスが多いメロン』
この品種は、収穫時期に割れます。
これは立派なメロンができた!と惚れ惚れする玉ほど割れやすく、もちろん割れれば1円にもなりません。
4ヶ月近く育てたのに、割れる玉が多いのでなかなか気持ちが沈みます。
自分が親の農業を見ていた若いときは、この品種は絶対にやめてやると考えていました。(実はメロン自体も辞めたかったです。作業がつらすぎるので。)
なので、割れるサインを見つけたら台風だろうが畑で収穫作業をします。
今ではコンテナ6個分くらい割れないと、樹上完熟した気にならずに胸を張って出荷できません笑
・『味に惚れてくれたリピーターの存在』
それでもウチが今でも育てているのは、40年くらい毎年ロピアを楽しみにしているお客様がいるからです。
市場に出荷するだけでは味わえない、農家の1番の喜びですね✨
それと毎年の夏にそのお客様にロピアを渡す親の、喜ぶ顔を守りたいというのもあります。
・『2023年野菜ソムリエサミット金賞受賞』
そんなロピアメロン、自分たちは美味しいと思っていても、客観的にみたらどれくらい美味しいのだろうか?と疑問に思って野菜ソムリエの品評会へ出してみました。
結果は上から2番目の賞をいただき、そこからウチのメロンは美味しいんだとようやく自信が持てるようになりました。
・『これは余談ですが、』
味は秀品と同じである割れちゃったロピアメロン、捨てるのは惜しいのでご近所へ配ります(農家あるある)。
当時付き合っていた頃の嫁ちゃんの実家へも、毎年割れたロピアを分けていました。
そこで当時の嫁ちゃんは「なんて美味しいメロンを育てる農家なんだ」と感心し、ロピアをもらえるのを毎年とても楽しみにしていました。
結婚するときは「これからはロピア食べ放題!」と喜んで嫁いできてくれました。
完全に余談でした笑
どんな農家にもこの品目、この品種を育てる理由があります。
このロピアメロンは水野家のファミリーヒストリーだなぁと書いていて思いました。
家族の想いの詰まったロピアメロンは1年のなかで10日間くらいしか収穫期間がありません。
食べたことのない方は、ちょっとでも気になってくれたら嬉しいです☺️🍈




